弁護士に相談するとどんなメリットがあるの？

　相手に対して離婚を求める場合も、逆に相手から離婚を突きつけられ拒んでいる場合も、自分の気持ちや要求を貫くことができるのかどうかを見極めることが重要になります。

　調停や裁判になっていかざるを得ないのか、さらに調停や裁判になった場合にどのような決着が予想されるのかは、どのような選択をするのかを判断するうえで欠かせない要素です。

　それらの見通しを的確に提供できるのは、実例の経験豊かな弁護士です。われわれの業界で若い弁護士さんには荷が重いと言われるゆえんです。

　交渉段階でも証拠は重要です。離婚問題を有利に進める手持ち証拠があれば、調停や裁判に進んだとしても強く闘うことができるからです。証拠価値の評価についても弁護士の助言は欠かせません。

　調停では調停委員会を味方に付ける手段として、裁判では有利な判決を得るための直接的な裏付けとして、もっと証拠が重要になります。

　さらに、早い段階で弁護士のアドバイスを受けておくと、証拠の確保という点や、あるいは反対に相手に有利な証拠を与えないという面でも断然有利になることがあります。